更地は本当に損?固定資産税だけで土地活用を決めてはいけない理由

土地を相続すると、

「更地のままだと固定資産税が高いから、何か建てた方がいい。」

という話を耳にすることがあります。

しかし、実際に話を聞くと、単純に「建物を建てれば得」という話ではありませんでした。

更地ではなぜデメリットが大きいと言われるのか

一般的に住宅が建っている土地には、固定資産税の負担を軽減する「住宅用地の特例」があります。

更地にすると、この特例が適用されなくなるため、固定資産税が高くなるケースがあります。

不動産会社にいわれたこと

「土地に建物を建てれば、土地の固定資産税は下がります。

 ただ、建物に固定資産税がかかるので、本当に得かはケースによります」

つまり、固定資産税だけをみて建造物をたてるものではないと、説明を受けました。

土地にかかる固定資産税の軽減措置も、土地の規模により割合が異なるようです。

建物にも固定資産税がかかるため、固定資産税だけを見て建築の判断をするのは難しいと感じました。

アパートやマンションを建てる場合

  • 建築費
  • ローン
  • 修繕費
  • 管理費
  • 空室リスク(賃貸なら)

つまり、税金だけではなく、

事業として利益が出るかまでを考える必要があります。

私が建物を建てなかった理由

私もアパートやマンションなどの土地活用を勧められたことがあります。

しかし、以下の理由により、コインパーキング事業の継続を決めました。

①建築費やローン、空室リスクなどの負債を負うこと

②近隣でマンションの建築が相次いでいたこと

③将来、子どもたちが相続するときのことも考えた

子どもが3人いるため、不動産を増やすことで将来の遺産分割が複雑になる可能性も気になりました。コインパーキングであれば、更地の状態を維持できるため、将来的に売却という選択肢も残せます。相続で争うニュースを見ることもあり、自分の家族にはできるだけ負担を残したくないと考えています。

更地にもメリットはある

①売却しやすい

②活用方法を変更しやすい

③建物の解体費がいらない

まとめ

「更地は損」、「建物を建てれば得」という単純な話ではありませんでした。

私自身、不動産会社・税理士・金融機関、それぞれに相談しながら検討しました。

土地活用は、税金だけではなく、

建築費、収益、リスク、将来の売却まで考えて決めることが大切だと感じています。

相続した土地の活用方法7選

はじめに

土地を相続すると、

「このまま持ち続けるべきか、それとも活用した方がいいのか」

と悩む方は多いと思います。

私も実際に土地を相続した際、

更地のまま持つ、駐車場にする、売却する、アパートを建てる…など、さまざまな選択肢を検討しました

私の土地は地方都市の駅から約10分の立地で、すでに先代がコインパーキングを運営していました。

今回は、その経験を踏まえながら、代表的な土地活用方法を紹介します。

① 更地のまま保有する

「すぐには決められない」という場合は、更地のまま保有することも選択肢です。

メリット

  • 活用方法をじっくり検討できる
  • 建築費などの初期投資が不要
  • 将来の売却もしやすい

デメリット

  • 固定資産税・都市計画税を負担し続ける
  • 収益は生まれない
  • 草刈りや管理が必要になる

相続直後は手続きも多いため、焦って土地活用を決めるより、一度落ち着いて考えることも大切だと思います。

②コインパーキング

一括借り上げ方式であれば、設備投資や管理は運営会社が行うため、オーナーは毎月一定の賃料を受け取ることができます。

メリット

  • 初期投資がほとんど不要
  • 管理を任せられる
  • 固定賃料契約なら売上の変動を受けにくい
  • 建物を建てないため、将来の売却や用途変更もしやすい

デメリット

  • 売上が増えても賃料は変わらないことがある
  • 契約内容によっては途中解約が難しい
  • 定期的に賃料交渉が必要になる場合がある

私の場合は、すでに先代が運営していたこともあり、そのまま事業を引き継ぎました。

なお経営方式は、一括借り上げ(固定賃料型)と、売上に応じた歩合型があり、私は固定賃料型を採用しています

③月極駐車場

月極駐車場も代表的な土地活用です。

メリット

  • 初期投資が比較的少ない
  • 契約内容を自分で決めやすい

デメリット

  • 空車になると収入が減る
  • 利用者募集や契約管理が必要
  • 都市部ではコインパーキングの方が収益性が高い場合もある

親族も月極駐車場をコインパーキングへ変更することを検討し、複数の運営会社へ相談していました。

④アパート・マンション経営

土地活用としてよく勧められる方法です。

私も実際に提案を受けました。

メリット

  • 満室なら高い収益が期待できる
  • 土地を有効活用できる

デメリット

  • 建築費が高額
  • 借入が必要になることが多い
  • 空室リスク
  • 修繕費
  • 金利上昇の影響を受ける

私は、

「思ったより入居者が集まらなかったらどうしよう」

という不安が大きく、選択しませんでした。

また、「建物を建てれば固定資産税が安くなる」という話もありますが、

実際には建物にも固定資産税がかかります。

そのため、固定資産税だけを理由に建築するのは慎重に考えた方がよいと感じました。

⑤土地売却

相続税の納税資金を確保したい場合などは、有力な選択肢になります。

メリット

  • 現金化できる
  • 維持管理が不要になる

デメリット

  • 土地は手元に残らない
  • 希望価格で売れるとは限らない

私の周囲でも複数社へ査定を依頼しましたが、査定額には数千万円単位の差がありました。

また、会社によって

  • 想定する買い手
  • 販売方法

も異なっていました。

⑥トランクルーム

最近増えている土地活用です。

メリット

  • 管理を委託できる場合が多い
  • 建物より初期投資を抑えられるケースがある

デメリット

  • 立地によって需要が大きく変わる
  • 土地価格や固定資産税が高い地域では採算を慎重に考える必要がある

私のような都市部の土地では、優先順位は高くありませんでした。

⑦太陽光発電

郊外や山林などではよく見かける土地活用です。妻の親族も実際に運営しています。

メリット

  • 人件費が少ない
  • 比較的管理しやすい

デメリット

  • 立地によって収益性が変わる
  • 売電制度などの影響を受ける
  • 都市部の高額な土地では採算が合わない場合もある

まとめ

土地活用には正解があるわけではありません。

駅前の土地と郊外の土地では、向いている活用方法も異なります。

私も実際に、

  • 税理士
  • 金融機関
  • 不動産会社
  • コインパーキング運営会社

それぞれへ相談しながら検討しました。

不動産会社によっても、土地活用の考えは異なります。一社だけの提案で決めるのではなく、複数の専門家の話を聞いたことで、自分に合った土地活用を選ぶことができたと感じています。

コインパーキングの賃料は交渉できる?他社へ見積もりを依頼した結果

私はコインパーキング事業を相続した当時、現在の賃料が適正なのか分かりませんでした。

そこで、先代も稼働率や賃料相場を知らなかったようで、他社へ見積もりを依頼することにしました。

見積もりの流れ

  • インターネットから問い合わせ
  • 土地の住所や連絡先を入力
  • 担当者が現地を確認
  • 約3~4週間後に打ち合わせ

私の場合は自宅で説明を受けましたが、会社や喫茶店などでも対応できるとのことでした。

提示された内容

担当者から

  • 賃料
  • 契約期間
  • 契約内容

などの説明を受けました。

最初に提示された賃料は、当時契約していた会社と同額でした。

しかし、その場で店長から

「あと5万円上乗せできます。」

という提案を受けました。

さらに、契約が成立した場合は設備交換工事を行いますが、

工事期間中も賃料は支払います。

という説明も受けました。

現在契約している会社への相談

持ち帰って現在契約している会社へ相談したところ、

月額7万円増額、という提案を受けました。

その後、お断りの連絡をしたところ、見積もりを依頼した会社からも

さらに1万円増額という提案がありました。

結果

最終的には現在の会社を継続しました。

理由は賃料だけではなく、

担当者との信頼関係や対応も含めて判断したためです。

まとめ

相見積もりは、現在の契約会社から乗り換えるためだけに行うものではありません。

私の場合は、現在の賃料が適正なのかを知るために相談しました。

結果として契約は継続しましたが、市場の相場を知ることができ、納得したうえで契約を続けることができました。

また、今回の経験から感じたのは、コインパーキング会社によって提示条件や提案内容が異なることもあるということです。

契約更新のタイミングなどで一度相見積もりを取ってみることは、自分の土地の価値や相場を知る良い機会になるかもしれません。

※この記事は私が相談した当時の体験です。賃料や契約条件は、土地の立地や周辺環境、契約時期などによって異なります。

相続税は相続専門の税理士へ相談した方が良いと感じた理由

相続税は一生のうち何度も経験するものではありません。

私も最初は「税理士なら誰でも同じではないか」と思っていました。

しかし実際に相続を経験して感じたのは、相続税は相続を専門としている税理士へ相談した方が良いということです。

今回は、私がそう感じた理由を紹介します。

理由① 相続税の概算を早く知ることができた

私は相続が発生する前から税理士へ相談していました。

その結果、

  • 相続税がどのくらいになるのか
  • 生前にできる対策はあるか

を早い段階で知ることができました。

実際に私は相続時精算課税制度を利用して生前贈与を行いました。

あと1年相談が遅れていたら、相続税が約2,000万円増えていた可能性があると説明を受けています。

「早めに相談すること」の大切さを最も実感した出来事でした。

理由② 土地評価は税理士によって考え方が違うこともある

相続税では土地の評価額が税額へ大きく影響します。

不動産の相続税では、土地の形状や接道状況、奥行きなどを踏まえて評価額を算定します。土地の状況によっては評価額が下がる場合もあり、その判断には専門的な知識が必要になります。

その効果を高めるには、相続専門の税理士に相談することが必要になります。

私は念のため、相続税の内容を別の税理士にも確認していただきました。

結果として大きな違いはありませんでしたが、

「評価方法や考え方は税理士によって異なることがある」

と話されており、評価や特例の適用に関する考え方によっては、相続税額に差が生じる場合もあるようです。

そのため、一つの意見だけで判断せず、必要に応じてセカンドオピニオンを受けることも安心につながると感じました。

理由③ 小規模宅地等の特例は「使えるか」ではなく「どこに使うか」

小規模宅地等の特例は、相続税を大きく軽減できる制度です。

しかし、不動産が複数ある場合は、どの土地へ適用するかによって相続税額が変わることがあります。

また、土地の利用状況などによっても減額割合は異なります。

私の場合は税理士に複数パターン試算していただき、

他の相続人が取得する土地へ特例を適用した方が、相続全体の税負担を最も抑えられる

という結果になりました。

制度を知っているだけではなく、実際に試算してもらえたことが非常に大きかったと感じています。

理由④ 専門家にはそれぞれ得意分野がある

相続では税理士だけではなく、

  • 金融機関
  • コインパーキング運営会社
  • 不動産会社

とも相談しました。

例えば金融機関では、

「延納を利用してはどうですか。」

という提案を受けました。

しかし税理士へ確認したところ、私のケースでは延納は現実的ではないとの判断でした。

実際には、収入や担保、取引実績などを金融機関ごとに審査するため、実際に相談してみないと条件は分かりませんでした。

この経験から、

  • 税金は税理士
  • 融資は金融機関
  • 契約や運営はコインパーキング運営会社
  • 売却は不動産会社

というように、それぞれ専門分野があることを実感しました。

理由⑤ 相続税だけでなく、その後まで考えた提案を受けられた

相続税を安くすることだけが、良い相続とは限りません。

私の場合は、

  • 土地を残したい
  • コインパーキング経営を続けたい
  • 相続税を期限内に納付したい

という希望がありました。

税理士は税額だけでなく、その後の資金計画も考えながら提案してくださいました。

結果として銀行ローンを利用することになり、土地を売却せずに相続税を納付することができました。

感じたこと

相続税について調べていると、

「私なら相続税を○○万円安くできます。」

という広告や営業を目にすることがあります。

もちろん、そのような提案が適切なケースもあると思います。

一方で、報酬体系や提案内容は税理士によって異なります。

そのため、「税額が下がる」という言葉だけで判断するのではなく、提案内容や根拠について十分に説明を受け、納得したうえで依頼することが大切だと感じました。

私自身は、相続税の内容を別の税理士にも確認してもらったことで、安心して手続きを進めることができました。

まとめ

相続を経験して感じたのは、

相続税は「計算するだけ」ではなく、「どう進めるか」を一緒に考えてくれる税理士が重要だということです。

私の場合も、

  • 相続時精算課税制度の活用
  • 小規模宅地等の特例の試算
  • 金融機関との連携
  • 相続税のセカンドオピニオン

など、早い段階から相談していたことで、多くの選択肢を持つことができました。

相続は一度きりの経験になる方がほとんどです。

だからこそ、税理士を選ぶ際は「税理士なら誰でも同じ」と考えるのではなく、相続に関する実績や経験も確認しながら、自分に合った専門家へ相談することをおすすめします。

会社員がコインパーキングを相続すると1年間で何をする?税金・手続きを年間スケジュールで紹介

相続でコインパーキングオーナーになると、「毎月賃料が振り込まれるだけ」と思われるかもしれません。

しかし実際には、年間を通して税金の納付や確定申告など、さまざまな手続きがあります。

私も会社員として働きながらコインパーキングを相続しましたが、最初の1年間は「こんなに納税や手続きがあるのか」と驚きました。

この記事では、会社員がコインパーキングを相続した場合の1年間の流れを、私の実体験をもとに紹介します。

私の場合

通知・届くもの主な手続き・納税私の場合
4月固定資産税納税通知書固定資産税(第1期)・所得税(振替納税)約200万円
(50万円+150万円)
6月住民税決定通知書住民税(第1期)約20万円
7月所得税予定納税額の通知書固定資産税(第2期)・所得税予定納税(第1期)※対象者のみ約120万円
(50万円+70万円)
9月固定資産税(第3期)・住民税(第2期)約70万円
(50万円+20万円)
11月固定資産税(第4期)・住民税(第3期)・所得税予定納税(第2期)※対象者のみ約140万円(50万円+20万円+70万円)
1月運営会社から支払調書住民税(第4期)・確定申告の準備約20万円
2〜3月確定申告書の作成・提出収支や経費を整理
3月消費税の申告・納付(課税事業者の場合)80万円を納付

※金額は私の事例です。税額や納付時期は自治体や所得状況によって異なります。所得税は振替納税を利用しているため、4月に口座から引き落とされています。

まとめ

私が相続前に想像していた税金は、固定資産税くらいでした。

しかし実際には、住民税や所得税、予定納税、消費税など、年間を通してさまざまな税金を納めることになりました。

特に驚いたのは、支払いが特定の月に集中することです。

毎月の賃料収入をそのまま生活費や投資に回してしまうと、納税時期に資金が足りなくなる可能性があります。

そのため、私は毎月の賃料収入の一部を納税資金として確保するようにしています。

また、通知が届く時期を把握しておくことで、資金計画も立てやすくなります。

近年はNISAなどの資産運用が注目されており、土地活用による賃料収入を投資へ回したいと考える方も多いでしょう。

しかし、まず優先すべきなのは納税資金の確保です。

納税スケジュールを把握せずに運用へ資金を回してしまうと、思わぬ資金不足に陥る可能性もあります。

私自身、この年間スケジュールを把握してからは、賃料収入の使い方を意識するようになりました。

会社員から個人事業を検討している方々の参考になれば幸いです。

月極駐車場とコインパーキングで経費はどう違う?

私は月極駐車場とコインパーキング(一括借り上げ)の両方を検討し、税理士にも経費について相談しました。

同じ駐車場経営でも、契約方式によって経費として計上できるものが異なることを知りました。

この記事では、私の経験をもとに、その違いを紹介します。

月極駐車場で経費になりやすいもの

項目経費になる理由
固定資産税土地維持のため
ガソリン代駐車場の巡回・管理
電話代契約者対応
通信費募集・管理
光熱費事務作業
インク・コピー用紙など契約書・資料作成
除草費維持管理
白線補修設備維持
フェンス修繕設備維持

※実際に経費として認められるかどうかは、事業との関連性や使用状況によって異なります。

コインパーキング(一括借り上げ)の場合

一括借り上げでは、運営会社が

  • 清掃
  • 集金
  • クレーム対応
  • 機械管理

を行います。

そのため、オーナー自身が日常的に支出する経費は多くありません。

私の場合、主な経費は

  • 固定資産税
  • アスファルト舗装(減価償却)
  • フェンス設置(減価償却)
  • 開業届の委託料

くらいでした。

税理士に相談したこと

私も最初は

「ガソリン代は?」 「携帯代は?」 「家の電気代は?」

と考えました。

個人事業主は、事業で使用した分については、家事按分として経費計上できる場合があるというイメージがありました。

税理士に確認しましたが、一括借り上げ契約ではオーナーが管理業務を行わないため、私の場合は事業との関連性を説明することが難しく、経費として計上しませんでした。

一方、月極駐車場を自分で管理している場合は、管理に必要な支出として経費になるものもあります。

私が感じたこと

最初は「経費を増やせば節税できる」と思っていました。

経費に計上できる項目は、事業に費やした費用のみです。

月極は、オーナー自ら運営に携わるため経費計上できる項目は多いです。

私は一括借り上げを選んだからこそ、「経費は少ないけれど、その分自分の時間を確保できる」というメリットを実感しています。

経費だけで契約方式を選ぶのではなく、「何を自分で行い、何を運営会社へ任せるか」という視点も大切だと思います。

月極駐車場とコインパーキングはどっちが儲かる?実際に見積もりを比較してみた

土地活用を考えるとき、「月極駐車場とコインパーキング、どちらがいいのだろう?」と悩む方は多いのではないでしょうか。

私も相続した土地の活用方法を考えた際、近隣の月極駐車場とコインパーキング運営会社の見積もりを比較しました。

その結果、会社によって提示される賃料には大きな差があり、土地との相性も重要であることが分かりました。

この記事では、私が実際に比較した結果をもとに、それぞれのメリット・デメリットや、運営会社を選ぶ際のポイントを紹介します。

結論

土地により、正解は異なります。

まずは近隣の月極駐車場の相場を調べ、そのうえで複数のコインパーキング運営会社から見積もりを取ることをおすすめします。

私の体験談

私の土地の近くには、8台分の月極駐車場(別の相続人の土地)があります。

月額賃料は1台19,000円でした。

満車になれば、

19,000円 × 8台 = 月額152,000円

の収入になります。

年々上昇する固定資産税もあり、収益を改善できないかと考え、一括借り上げでコインパーキング運営会社3社へ見積もりを依頼しました。

運営方法月額賃料(税込)
月極駐車場(満車想定)152,000円
大手運営会社A280,000円
地元運営会社B240,000円
地元運営会社C176,000円

※私の土地で提示された見積額です。土地や契約条件によって異なります。

なぜこんなに差が出たのか

後日、不動産会社の担当者から聞いた話では、コインパーキング運営会社には得意エリア・不得意エリアがあるそうです。

私の土地は運営会社Cにとって得意なエリアではなかったため、他社より低い賃料提示になったとのことでした。

逆に大手運営会社Aや地元運営会社Bは高く評価してくれました。

この経験から、「有名な会社だから高い賃料を提示してくれる」とは限らないことを実感しました。

月極駐車場のメリット・デメリット

メリット

  • 収入が分かりやすい
  • 契約が埋まれば安定する
  • 周辺相場を調べやすい

デメリット

  • 空車になると収入が減る
  • 契約者募集が必要な場合もある
  • 利益の上限が見えやすい

コインパーキングのメリット・デメリット

メリット

  • 毎月固定賃料
  • 管理を任せられる
  • クレーム対応不要
  • 修理費負担なし

デメリット

  • 売上や稼働率は分からない
  • 賃料が適正か判断しにくい
  • 定期的な相見積もりが必要

私が感じたこと

今回比較して感じたのは、

月極駐車場とコインパーキングのどちらが儲かるかではなく、自分の土地を最も高く評価してくれる会社を見つけることが重要だということです。

また、会社ごとに得意エリアがあるため、最低でも3社程度は見積もりを依頼することをおすすめします。

また、このときに大手運営会社Aのグループ内に不動産仲介会社があります。その仲介会社営業の方から、将来売却する場合に仲介手数料割引の提案を受けました。

賃料はもちろん重要です。相続税や維持費の負担から、不動産を次の世代まで維持することが難しいケースも少なくありません。

目先の賃料だけで判断せず、10年後、20年後まで見据えた会社選びをすることが、結果として土地の価値を最大限に活かすことにつながると私は感じています。

まとめ

・月極とコインパーキングは土地によって向き不向きがある

・まずは近隣の月極相場を調べる

・コインパーキング会社は必ず複数社へ見積もりを依頼する

・同じ土地でも会社によって賃料は大きく異なる

・得意エリア・不得意エリアもあるため、会社名だけで判断しない

コインパーキング運営会社の選ぶポイント

コインパーキング会社へ土地活用の相談をすると、「どの会社を選べばいいの?」と悩む方も多いのではないでしょうか。

私も相続をきっかけにコインパーキングオーナーとなり、複数の運営会社から見積もりを取りました。しかし実際に話を聞いて感じたのは、管理やトラブル対応などのサービス内容に大きな違いはないということでした。

一方で、契約期間や賃料、将来の土地活用への考え方など、会社によって違いを感じた部分もあります。

この記事では、実際に複数社と商談した経験をもとに、運営会社を比較するときに確認したいポイントを紹介します。

運営会社はどこを選べばいいのか

結論からいうと、賃料担当者との相性でよいかと思います。

コインパーキングを利用するとき、どんな会社が思い浮かびますか?

大手では

・三井リパーク

・タイムズ

・NPC

・ユアーズコーポレーション

 さまざまありますが、大手とはいえ居住地域に対応しているかはわかりません。

 そのほかの候補としては、地元の運営会社を検討する必要があります。

 私が複数社と商談して感じたのは、「大手だから安心」「有名だから高く借りてくれる」というわけではないということです。各社の管理方法やトラブル対応については大きな違いは感じませんでした。

 ただ賃料は、同じ土地でも運営会社によっては大きく異なります。

 一番大切なのは会社名ではなく、自分の土地を正しく評価し、高い価値を付けてくれる会社を見つけることです。そして数年間付き合うことになるため、担当者との相性も重要だと感じました。

将来を見据えた運営会社選び

私が運営会社選びで重視したのは、「将来売却する可能性」です。

日本では地価や固定資産税が上昇傾向にあり、それに伴って相続税の負担が大きくなるケースもあります。

コインパーキング経営によって毎年の収益を得ることはできますが、将来発生する相続税まで十分に対応できるとは限りません。

そのため私は、「今の賃料」だけではなく、「将来売却するときの相談先になるか」という視点でも運営会社を比較しました。

具体的には、不動産会社と同グループ、または仲介会社と提携しているコインパーキング運営会社を優先して見積もりを依頼しました。

上記の利点

仲介会社と早めに接点を持つメリットは多くあります。

①土地売却のシミュレーション

 将来、土地を売却する準備として、現時点での売却見積もりをもらうことができます。

 それにより、およその手残りを把握することができ、ライフプランの一助となります。

②仲介手数料

 私が商談した際、将来売却する場合の仲介手数料について優遇制度の提案を受けました。

 内容は契約条件や時期によって異なるため、詳しくは各社へ確認してください。

 もちろん、誰にでも適用される条件ではないと思います。

まとめ

 コインパーキング会社は「今の賃料」だけで選ぶものではありません。

将来、土地を売却する可能性や相続まで見据えて比較すると、数年後に「あの会社を選んでよかった」と思える選択につながるかもしれません。

私自身、相続をきっかけに複数社と商談したことで、「土地を貸す」という視点だけでなく、「土地を将来どう活かすか」という視点を持つことができました。これから運営会社を選ぶ方は、ぜひ長期的な目線で比較してみてください。

コインパーキング経営は儲かる?一括借り上げの場合

「コインパーキング経営は儲かるの?」

土地活用を考えている方や、相続でオーナーになった方なら一度は気になる疑問ではないでしょうか。

私も相続でコインパーキングオーナーになり、最初は「実際どれくらい利益が出るのか」「安定した収入になるのか」が分かりませんでした。

この記事では、一括借り上げ契約で実際に運営している私の経験も交えながら、コインパーキング経営の収益の仕組みやメリット・注意点について紹介します。

コインパーキング経営は儲かるか

コインパーキング経営が儲かるかどうかは、次の3つで決まると感じています。

①立地

②契約方式(一括借り上げ・管理委託)

③運営会社との契約条件

利益が出やすい土地

① 駅周辺

② 商業施設周辺

③ 病院周辺

④ 人気飲食店・結婚式場周辺

⑤ 住宅街

⑥ 観光地

 あまり意外性はないかと思います。

 逆に、利用者が少ない立地では期待した収益にならないこともあります。

 上記のほかにもスポーツ施設も重要です。ただオフシーズンは閑散期に入るなど変動が生じます。管理委託契約の場合は売上に応じた収益になるため、閑散期を考慮するような土地では一定のリスクがあります。一方、一括借り上げの場合は固定賃料であるため、そういった不安が生じることもありません。

 安定した利用客が見込めない場合は、月極駐車場に切り替える選択肢もあります。月極駐車場は利益の最大化は狙いにくい反面、契約が埋まれば賃料は安定します。周辺の月極賃料は調べやすいかと思いますので、およその月額利益はシミュレーションできるかと思います。

 それに合わせてコインパーキング運営会社に一括借り上げ契約で見積もりをもらい、比較することをお勧めします。

私の場合

私は一括借り上げ契約です。駅からも近く、商業施設も多いエリアのため、条件は良い立地です。

毎月決まった賃料が振り込まれるため、収入は安定しています。

一方で、売上がどれだけあるのかは分からず、稼働率も毎月確認できません。

そのため、契約更新時には相見積もりを取り、賃料交渉を行い、利益の最大化を目指していく姿勢が重要となります。

賃料交渉について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

一括借り上げについては、こちらの記事をご覧ください。

まとめ

コインパーキング経営を行おうとする場合、所有する土地の特性をよく考えることが重要です。

場所や広さなど同じ土地というものはなく、また周辺環境が同じということもありません。

コインパーキング経営は、「何もせずに楽して儲かる」土地活用ではありません。

しかし、立地条件や契約内容を理解し、定期的に見直しを行えば、安定した収入が期待できます。また、一括借り上げの場合は運営会社に管理を任せられるため、本業や他の活動に充てる時間を確保できます。

このブログでは、実際の経験をもとに、これからオーナーになる方へ役立つ情報を発信していきます。

コインパーキングを相続したら固定資産税はどうなる?オーナーが知っておきたいポイント

固定資産税は誰が払う?

相続後は「新しい所有者」が納税をします・

納付書はおよそ4月初旬に届き、四半期に分割して納付をしていきます。

支払方法は銀行窓口や口座振替などありますが、ポイント還元を狙うのであれば「QR決済」か「クレジットカード」です。

多くの自治体ではQRコード決済に対応していますが、**利用上限額や対応する決済方法は自治体によって異なります。**事前に確認しておくと安心です。

私の住む地域では、1回の支払いが「40万以上」だと利用できません。

クレジットカードは手数料がかかるため、本当に得なのかは確認が必要です。

コインパーキング用地は住宅用地の特例が適用されないことが多い

コインパーキング事業はどの経営方式でも、固定資産税は一定です。

設備があっても、更地であることには変わりはないため、「住宅用地の特例」は使えません。

①小規模住宅用地→更地

 課税標準が1/6から本来の評価額に戻るため、最大6倍に。

②一般住宅用地→更地

 課税標準が1/3から本来の評価額に戻るため、約3倍に。

※税制度はケースにより異なるため、自治体や税理士に確認をしてください。

私が感じたこと

現在、日本の路線価は全国的に上昇傾向です。

毎年上がる固定資産税に苦しむのは、私だけではないはずです。

私自身も、「アパートを建てれば固定資産税が安くなりますよ」といった提案を受けたことがあります。

確かに建造物があれば、土地にかかる固定資産税は安くなるかもしれませんが、その代わりに建物に固定資産税が追加されます。ほかにもローンの利子や抵当権などの設定費用、空室リスクなど、諸々のデメリットが浮上します。

固定資産税は確かに家計を圧迫しますが、包括して冷静に考えることが重要です。

対策

賃料の交渉をする

まず、ここから着手しましょう。賃料があがれば、税金も上がりますが最もリスクが少ない選択肢です。

マンションなどの土地活用や売却も選択肢としては有力ですが、急いでしまうと冷静な判断はくだせません。土地活用は上記の通りで、売却を急いでも安く買いたたかれるリスクが生じてきます。

コインパーキング事業のメリットの1つは「更地」であることです。売却方針に向かう場合でも、建造物があるより遥かに流動性が高いです。また、更地にするための費用がかからないこともあります。

コインパーキング運営会社に相見積もりをとり、交渉する。そして、手元に残るキャッシュを厚くすることがもっとも低リスクにできる対策です。

まとめ

  • 固定資産税は毎年上昇傾向であり、契約の定期的な見直しが必要である。
  • 上記は家計の負担であることは間違いないが、コインパーキング事業以外の選択肢をとる場合は冷静に考える必要がある。
  • 賃料は確かに大事ですが、長期的な視点で考えていくことが重要となります。