相続税の納税資金を準備するため、私は3つの金融機関へ相談しました。
提示された条件は次のとおりです。
※以下は相談した当時の条件です。金利や融資条件は時期や収入、担保状況によって異なります。
| 金融機関 | 金利 | 返済期間 | 担保 | その他 |
|---|---|---|---|---|
| 地方銀行A(紹介先ノンバンク) | 約3.6% | 15~30年 | 不動産担保 | 保証会社は不明 |
| 地方銀行B | 約2.2%(短期プライムレート連動) | 15年 | 不動産担保 | プロパー融資(保証料なし) |
| 信用金庫C | 約2.6% | 15~20年 | 不動産担保 | プロパー融資 |
私が最終的に選んだ理由
最終的には、地方銀行Bで借入を行いました。
理由は、
- 金利が最も低かったこと
- 以前から住宅ローンで取引があり、相談しやすかったこと
- プロパー融資で保証料が不要だったこと
など、総合的に判断したためです。
プロパー融資とは
銀行などの金融機関などが保証を付けずに自らのリスクで直接貸し付ける融資。
保証付き融資では、借り手が返済できない場合、信用保証協会が銀行に代わって返済を行います。銀行の貸し倒れリスクは低くなりますが、借り手は保証料を支払う必要があります 。
一方、プロパー融資は銀行が直接リスクを負うため審査は厳しく、返済能力や担保、不動産の評価などを総合的に審査して融資が判断されます。
私の場合は相続した不動産を担保として借り入れを行いました。担保の有無や内容は金融機関や融資内容によって異なります。
メリット
- 保証料が不要なため、借入時のコストを抑えられる
- 融資額の自由度が比較的高い
- 銀行との取引実績ができ、将来的な融資や金利交渉につながる可能性がある
デメリット
- 銀行が直接リスクを負うため、審査は比較的厳しい
- 保証会社付きローンより審査に時間がかかる場合がある
- 借入条件は収入や資産、事業内容などを総合的に判断される
借り入れと返済シミュレーション
※以下は借入額3,000万円、元利均等返済・ボーナス返済なしを前提とした試算です。実際の返済額は借入条件によって異なります。
| 金融機関 | 金利 | 返済期間 | 毎月返済額(概算) | 総返済額(概算) | 利息総額(概算) |
|---|---|---|---|---|---|
| 地銀B(プロパー) | 2.2% | 15年 | 約19.6万円 | 約3,533万円 | 約533万円 |
| 信用金庫C(プロパー) | 2.6% | 15年 | 約20.2万円 | 約3,638万円 | 約638万円 |
| ノンバンク | 3.6% | 15年 | 約21.6万円 | 約3,886万円 | 約886万円 |
同じ3,000万円を借りる場合でも、
- 地銀Bと信用金庫Cでは、利息に約100万円
- 地銀Bとノンバンクでは、利息に約350万円
の差が生じる試算となりました。
そのため、私は金利だけでなく、保証料や既存の取引状況も含めて総合的に判断し、地方銀行Bを選びました。
まとめ
私は最終的に地方銀行Bを選びましたが、それは私の状況に最も合っていたからです。
金利だけを見ると数字の違いは小さく感じますが、借入金額が大きくなると総返済額には大きな差が生じます。
また、保証料や返済期間、既存の取引状況など、金融機関によって条件はさまざまです。
相続税ローンを検討する際は、一つの金融機関だけで判断せず、複数の金融機関を比較・相談することをおすすめします。
