月極駐車場とコインパーキングはどっちが儲かる?実際に見積もりを比較してみた

土地活用を考えるとき、「月極駐車場とコインパーキング、どちらがいいのだろう?」と悩む方は多いのではないでしょうか。

私も相続した土地の活用方法を考えた際、近隣の月極駐車場とコインパーキング運営会社の見積もりを比較しました。

その結果、会社によって提示される賃料には大きな差があり、土地との相性も重要であることが分かりました。

この記事では、私が実際に比較した結果をもとに、それぞれのメリット・デメリットや、運営会社を選ぶ際のポイントを紹介します。

結論

土地により、正解は異なります。

まずは近隣の月極駐車場の相場を調べ、そのうえで複数のコインパーキング運営会社から見積もりを取ることをおすすめします。

私の体験談

私の土地の近くには、8台分の月極駐車場(別の相続人の土地)があります。

月額賃料は1台19,000円でした。

満車になれば、

19,000円 × 8台 = 月額152,000円

の収入になります。

年々上昇する固定資産税もあり、収益を改善できないかと考え、一括借り上げでコインパーキング運営会社3社へ見積もりを依頼しました。

運営方法月額賃料(税込)
月極駐車場(満車想定)152,000円
大手運営会社A280,000円
地元運営会社B240,000円
地元運営会社C176,000円

※私の土地で提示された見積額です。土地や契約条件によって異なります。

なぜこんなに差が出たのか

後日、不動産会社の担当者から聞いた話では、コインパーキング運営会社には得意エリア・不得意エリアがあるそうです。

私の土地は運営会社Cにとって得意なエリアではなかったため、他社より低い賃料提示になったとのことでした。

逆に大手運営会社Aや地元運営会社Bは高く評価してくれました。

この経験から、「有名な会社だから高い賃料を提示してくれる」とは限らないことを実感しました。

月極駐車場のメリット・デメリット

メリット

  • 収入が分かりやすい
  • 契約が埋まれば安定する
  • 周辺相場を調べやすい

デメリット

  • 空車になると収入が減る
  • 契約者募集が必要な場合もある
  • 利益の上限が見えやすい

コインパーキングのメリット・デメリット

メリット

  • 毎月固定賃料
  • 管理を任せられる
  • クレーム対応不要
  • 修理費負担なし

デメリット

  • 売上や稼働率は分からない
  • 賃料が適正か判断しにくい
  • 定期的な相見積もりが必要

私が感じたこと

今回比較して感じたのは、

月極駐車場とコインパーキングのどちらが儲かるかではなく、自分の土地を最も高く評価してくれる会社を見つけることが重要だということです。

また、会社ごとに得意エリアがあるため、最低でも3社程度は見積もりを依頼することをおすすめします。

また、このときに大手運営会社Aのグループ内に不動産仲介会社があります。その仲介会社営業の方から、将来売却する場合に仲介手数料割引の提案を受けました。

賃料はもちろん重要です。相続税や維持費の負担から、不動産を次の世代まで維持することが難しいケースも少なくありません。

目先の賃料だけで判断せず、10年後、20年後まで見据えた会社選びをすることが、結果として土地の価値を最大限に活かすことにつながると私は感じています。

まとめ

・月極とコインパーキングは土地によって向き不向きがある

・まずは近隣の月極相場を調べる

・コインパーキング会社は必ず複数社へ見積もりを依頼する

・同じ土地でも会社によって賃料は大きく異なる

・得意エリア・不得意エリアもあるため、会社名だけで判断しない

コインパーキングの賃料交渉はできる?相見積もりで月額7万円以上変わった実体験

コインパーキングを一括借り上げで運営していると、「賃料は契約通りだから交渉できない」

と思っている方も多いのではないでしょうか。私もそう考えていました。

しかし、契約更新あるいはそれ以外のタイミングでも賃上げ交渉は可能です。複数の運営会社

に相見積もりを依頼したところ、月額の賃料7万円以上上がったことがありました。

この記事では、私が実際に賃料交渉を行った経験と、その際に感じたことを紹介します。

H2 賃料交渉はできる?

結論:一括借り上げこそ、交渉をすべきです。

私は、一括借り上げ契約だからこそ定期的に賃料の見直しをするべきだと考えています。

売上や周辺環境は年々変化しますが、オーナーから何も言わなければ賃料がそのまま更新されるケースもあります。

契約更新前後はもちろん、状況によってはそれ以外のタイミングでも相談する価値はあるでしょう。

H2 私が相見積もりを取った理由

①賃料が適正か分からないから

契約会社にもよるかもしれませんが、稼働率に対して何%の賃料が入ってきているかわからな

いからです。およそ売り上げの40~60%が賃料として入ってくると聞いたことがあります。

設備費の負担や管理をしてもらっている反面、運営会社も利益団体なので儲けを最大化する、

というのは至極当然です。

②固定資産税の上昇

ただ路線価が年々上昇し、固定資産税も上がることに苦しんでいる土地オーナーは多いのでは

ないでしょうか。

自己の資産を守るためにも賃上げ交渉は悪いことではありません。

過度な要求は関係性を損ねますが、積極的に動いていいと思います。

実際にやったこと

①相続した年に動いた

不動産を相続し、コインパーキング事業を開業した年の暮れに動きました。

先代は担当者に信頼を置いていたため、相見積もりはしたことがなかったようです。

私は担当者と関係性もなく、また担当者も積極的に関わってこようとはしなかったため

淡々と動くことができました。

②複数社への問い合わせ

先代が契約していた運営会社は大手の会社です。

そのため、同規模の会社一社と、地元の会社を二社で見積もりをいただきました。

相見積もりの結果

会社提示額
契約会社現状
大手A現状とほぼ同額 → その場で3万円アップ
地元B3万円低い
地元C8万円低い
最終的な契約会社さらに4万円アップ

運営会社Aにほぼ同額であることを伝えると、所有の不動産が「この土地は顔がよい」と言わ

れ、その場で3万円の値上げが決定。

それを基に契約会社に交渉し、それよりも4万円高い賃料を提示され、契約更新となりまし

た。

※業界では、立地条件が良く利用者が見込める土地を「顔がいい」と表現することがあるそう

です。

交渉して感じたこと

①一括借り上げは賃料が適正か分からない。

 稼働率や管理手数料が不明であると、総売り上げの何%が賃料として入っているのかわかり

 ません。相見積もりをするこておよその相場、そしてその最大値を目指せる可能性がありま

 す。

②各社の売りに大きな差はない

 例えば、コインパーキングではフラップ式とフラップレス式に分かれます。

 ただ大手の運営会社であれば、概ねどちらも採用できるようです。

 それよりも利用客が重視するのは「料金」ではないでしょうか。

 一括借り上げであれば、固定賃料で売り上げには左右されません。

 オーナーとして、契約する運営会社を決めるのは賃料や、担当者との関係性で良いのではな

 いかと感じております。

③運営会社には得意な土地エリアがある

 相見積もりをとった運営会社で、地元の見積もりは大幅に低い賃料が提示されました。

 そこは以前お世話になった不動産仲介の方に紹介された会社で、事情を少し聞くことができ

 ました。

 コインパーキングの運営会社はエリアによって得意・不得意があるようです。

 例えば、〇〇駅の東口エリアは得意だけど、西口エリアは不得意といった感じです。

 私の土地は後者に当たったようで、賃料を強気にいけない事情があるようでした。

 裏を返せば、得意なエリアであれば大手運営会社よりも賃料が高くなる可能性があります。

 そういった点からも、大手のみでなく、地元会社にも見積もりを取ることをお勧めします。

 

注意点

私の場合は契約更新前後のタイミングで交渉しました。

契約期間中は違約金が発生するケースもあります。

交渉前には契約書を確認し、契約条件を理解した上で進めることをおすすめします。