相続した土地をすぐに売らなかった理由|コインパーキングを選んだ私の考え

相続した土地があると、「売却したほうがいい」「アパートやマンションを建てたほうがいい」など、さまざまな提案を受けることがあります。

私も相続前から税理士や不動産会社、金融機関と相談しながら、土地をどう活用するべきか悩みました。

その結果、私は土地を売却せず、一括借り上げによるコインパーキング経営を選びました。

この記事では、私がその選択をした理由を実際の経験をもとに紹介します。

売却という選択肢も考えた

相続税のことを考えると、土地を売却して現金化する方法も有力な選択肢です。

実際に私も売却について検討し、不動産会社へ相談しました。

一度売却してしまうと、その土地は二度と戻ってきません。

私の場合は、固定資産税や相続税の負担も考え、売却も真剣に検討しました。しかし、将来の土地活用や子どもたちへ引き継ぐ可能性も考えた結果、「今すぐ売る」という結論には至りませんでした。

アパートやマンション経営は見送った

不動産会社からは、アパートやマンション経営も提案されました。

しかし、私は見送りました。

理由は3つあります。

① 建築費の借入が大きい

建築には多額の資金が必要となり、長期間の返済が続きます。

会社員として働きながら、その借入を抱えることに不安を感じました。

② 空室リスクがある

建物を建てても、必ず入居者が集まるとは限りません。

返済が続く中で空室が増えるリスクは、できるだけ避けたいと考えました。

③ 将来売却しやすい

コインパーキングは更地に近い状態で活用できます。

将来、土地を売却したくなった場合でも、建物を解体する必要がなく、比較的動きやすいことも魅力でした。

コインパーキング経営を選んだ理由

最終的に選んだのは、一括借り上げによるコインパーキング経営です。

私が魅力に感じたのは、

  • 毎月安定した賃料収入がある
  • 管理やクレーム対応を運営会社へ任せられる
  • 本業の会社員を続けながら運営できる
  • 将来の土地活用を変更しやすい
  • 必要になれば比較的スムーズに売却へ切り替えられる

という点でした。

もちろん、土地によって向き不向きはあります。

しかし、私の土地では最もバランスの良い選択だったと感じています。

私が感じたこと

土地活用には正解がありません。

立地や家族構成、資産状況によって最適な方法は変わります。

だからこそ、営業担当者の提案だけで決めるのではなく、自分が将来その土地をどうしたいのかを考えることが大切だと思います。

私にとっては、「今の収益」と「将来の売却しやすさ」を両立できるコインパーキングが、一番納得できる選択でした。

もちろん、すべての土地に当てはまるわけではありません。しかし、自分の土地の特徴や将来のライフプランを踏まえて考えたことで、後悔のない選択ができたと感じています。

まとめ

  • 相続した土地は、すぐに売却する以外の選択肢もある。
  • アパート・マンション経営は借入や空室リスクも考慮する。
  • コインパーキングは更地に近い状態を維持でき、将来の選択肢を残しやすい
  • 土地活用は目先の利益だけでなく、長期的な視点で判断することが大切

私は相続前から税理士と相談し、相続税対策も進めていました。その内容については別の記事で詳しく紹介します。

コインパーキング運営会社の選ぶポイント

コインパーキング会社へ土地活用の相談をすると、「どの会社を選べばいいの?」と悩む方も多いのではないでしょうか。

私も相続をきっかけにコインパーキングオーナーとなり、複数の運営会社から見積もりを取りました。しかし実際に話を聞いて感じたのは、管理やトラブル対応などのサービス内容に大きな違いはないということでした。

一方で、契約期間や賃料、将来の土地活用への考え方など、会社によって違いを感じた部分もあります。

この記事では、実際に複数社と商談した経験をもとに、運営会社を比較するときに確認したいポイントを紹介します。

運営会社はどこを選べばいいのか

結論からいうと、賃料担当者との相性でよいかと思います。

コインパーキングを利用するとき、どんな会社が思い浮かびますか?

大手では

・三井リパーク

・タイムズ

・NPC

・ユアーズコーポレーション

 さまざまありますが、大手とはいえ居住地域に対応しているかはわかりません。

 そのほかの候補としては、地元の運営会社を検討する必要があります。

 私が複数社と商談して感じたのは、「大手だから安心」「有名だから高く借りてくれる」というわけではないということです。各社の管理方法やトラブル対応については大きな違いは感じませんでした。

 ただ賃料は、同じ土地でも運営会社によっては大きく異なります。

 一番大切なのは会社名ではなく、自分の土地を正しく評価し、高い価値を付けてくれる会社を見つけることです。そして数年間付き合うことになるため、担当者との相性も重要だと感じました。

将来を見据えた運営会社選び

私が運営会社選びで重視したのは、「将来売却する可能性」です。

日本では地価や固定資産税が上昇傾向にあり、それに伴って相続税の負担が大きくなるケースもあります。

コインパーキング経営によって毎年の収益を得ることはできますが、将来発生する相続税まで十分に対応できるとは限りません。

そのため私は、「今の賃料」だけではなく、「将来売却するときの相談先になるか」という視点でも運営会社を比較しました。

具体的には、不動産会社と同グループ、または仲介会社と提携しているコインパーキング運営会社を優先して見積もりを依頼しました。

上記の利点

仲介会社と早めに接点を持つメリットは多くあります。

①土地売却のシミュレーション

 将来、土地を売却する準備として、現時点での売却見積もりをもらうことができます。

 それにより、およその手残りを把握することができ、ライフプランの一助となります。

②仲介手数料

 私が商談した際、将来売却する場合の仲介手数料について優遇制度の提案を受けました。

 内容は契約条件や時期によって異なるため、詳しくは各社へ確認してください。

 もちろん、誰にでも適用される条件ではないと思います。

まとめ

 コインパーキング会社は「今の賃料」だけで選ぶものではありません。

将来、土地を売却する可能性や相続まで見据えて比較すると、数年後に「あの会社を選んでよかった」と思える選択につながるかもしれません。

私自身、相続をきっかけに複数社と商談したことで、「土地を貸す」という視点だけでなく、「土地を将来どう活かすか」という視点を持つことができました。これから運営会社を選ぶ方は、ぜひ長期的な目線で比較してみてください。