会社員がコインパーキングを相続すると1年間で何をする?税金・手続きを年間スケジュールで紹介

相続でコインパーキングオーナーになると、「毎月賃料が振り込まれるだけ」と思われるかもしれません。

しかし実際には、年間を通して税金の納付や確定申告など、さまざまな手続きがあります。

私も会社員として働きながらコインパーキングを相続しましたが、最初の1年間は「こんなに納税や手続きがあるのか」と驚きました。

この記事では、会社員がコインパーキングを相続した場合の1年間の流れを、私の実体験をもとに紹介します。

私の場合

通知・届くもの主な手続き・納税私の場合
4月固定資産税納税通知書固定資産税(第1期)・所得税(振替納税)約200万円
(50万円+150万円)
6月住民税決定通知書住民税(第1期)約20万円
7月所得税予定納税額の通知書固定資産税(第2期)・所得税予定納税(第1期)※対象者のみ約120万円
(50万円+70万円)
9月固定資産税(第3期)・住民税(第2期)約70万円
(50万円+20万円)
11月固定資産税(第4期)・住民税(第3期)・所得税予定納税(第2期)※対象者のみ約140万円(50万円+20万円+70万円)
1月運営会社から支払調書住民税(第4期)・確定申告の準備約20万円
2〜3月確定申告書の作成・提出収支や経費を整理
3月消費税の申告・納付(課税事業者の場合)80万円を納付

※金額は私の事例です。税額や納付時期は自治体や所得状況によって異なります。所得税は振替納税を利用しているため、4月に口座から引き落とされています。

まとめ

私が相続前に想像していた税金は、固定資産税くらいでした。

しかし実際には、住民税や所得税、予定納税、消費税など、年間を通してさまざまな税金を納めることになりました。

特に驚いたのは、支払いが特定の月に集中することです。

毎月の賃料収入をそのまま生活費や投資に回してしまうと、納税時期に資金が足りなくなる可能性があります。

そのため、私は毎月の賃料収入の一部を納税資金として確保するようにしています。

また、通知が届く時期を把握しておくことで、資金計画も立てやすくなります。

近年はNISAなどの資産運用が注目されており、土地活用による賃料収入を投資へ回したいと考える方も多いでしょう。

しかし、まず優先すべきなのは納税資金の確保です。

納税スケジュールを把握せずに運用へ資金を回してしまうと、思わぬ資金不足に陥る可能性もあります。

私自身、この年間スケジュールを把握してからは、賃料収入の使い方を意識するようになりました。

会社員から個人事業を検討している方々の参考になれば幸いです。

会社員がコインパーキング事業を相続したら確定申告はどうする?オーナーの実体験

私は会社員として働きながら、相続をきっかけにコインパーキングオーナーになりました。

それまでは住宅ローン控除以外で確定申告をしたことがなく、何から始めればよいのか分かりませんでした。

この記事では、私が実際に経験したことをもとに、会社員がコインパーキングを相続した場合の確定申告について紹介します。

確定申告は必要?

コインパーキングによる収入は、不動産所得として申告するケースが多いです。

ただし、経営形態や事業規模によって扱いが異なる場合があります。私の場合は、不動産所得として確定申告を行いました。

確定申告で必要なもの

【必須】

・マイナンバー

・会社の源泉徴収票

・年間の賃料振り込み実績

 可能であれば、税込と税抜収入を分けたもの。

・固定資産税納付書

・不動産取得税納付書

 相続した直後は経費となりますので、お忘れなく。

【推奨】

・ふるさと納税 寄付金受領証明書

・生命保険料控除書類

・地震保険料控除書類

・住宅ローン控除書類

・医療費控除 領収書

 会社員で年末調整がある場合は、そちらで申請しても大丈夫です。

 ふるさと納税はワンストップ申請、もしくは確定申告で控除申請すれば大丈夫です。

 

経費になるもの

一括借り上げの場合(私の場合)

・固定資産税

・会計事務所への報酬

・アスファルト塗装やフェンス設置など

 ☆注意

 一括借り上げの場合、管理は運営会社が行うため、オーナーが行うべき仕事はありません。

 私の場合、ガソリン代や光熱費などを経費にできませんでした。

 管理委託や自己経営の場合は異なるようですので、税理士などに確認が必要です。

 

経理方式

 自分も迷った箇所です。確定申告でいう税込経理税抜経理の違いは、消費税を売上や経費に含めて記帳するか、分けて記帳するかです。

例えば、賃料が100,000円、消費税が10,000円が賃料として振り込まれると、

項目税込経理税抜経理
賃料110,000円100,000円
消費税売上に含める別管理
特徴シンプル消費税を管理しやすい

私の場合は、とりあえず「経理方式」を選んで、不動産収入を「税込賃料」で記載してしまいました。仮受消費税(自分の手元には残らない)を不動産収入として計上した形となります。このあたりは簿記の知識となりますが、結果所得が増えてしまうので、税金も高くなります。

幸い1年後に気づき、修正申告・更生の嘆願をすることで税金を取り返すことができましたが、気づかなかったら税金を多く納付することになっていました。確定申告は申告から5年は修正することができます。

職場にバレる可能性はあるか

可能性があるとすれば「住民税の金額」かと思います。

確定申告をするなかで、住民税は「普通徴収」と「特別徴収」に分かれます。

①普通徴収

 直接、納税義務者が納付する。

②特別徴収

 会社が従業員の代わりに、給与から天引きして納税する。

このときは普通徴収を選べば、職場の給与明細に記載されることはありません。

よって、会社バレする可能性は大きく減ることとなります。

住民税の徴収方法は所得の種類などによって異なる場合があります。詳しくは自治体や税理士へ確認してください。

青色・白色申告について

2つの違いは、「事前申請の有無」や「記帳方法」、「控除額」などです。

青色申告の控除額は最大65万円のものもありますが、複式簿記という詳細に金銭の管理を記載した帳簿が必要になります。

私の契約形態(一括借り上げ)では、65万円控除の要件を満たすのは難しいと税理士から説明を受けました。代わりに簡易簿記を用意すれば、10万円の控除はできるようです。

出納帳など家計簿のようなものでよいので、現金の出し入れを記録するものがあれば大丈夫です。様式はネット上にサンプルがあるため、好みのものを選んで記載してください。

まとめ

・最初は確定申告や税金に不安がありました。

 ただミスをしても、5年以内であれば修正はできます。

 脱税はダメですが、多少のミスであれば税務署からお手本の修正申告書が送られてきて、それに同意するような対応もしてもらえます。私は住宅ローンのところで間違いがあり、その指摘がありました。

 勉強は必要ですが、過度に恐れなくても大丈夫です。

・会社員の頃とは価値観がかわる。

 会社員の頃は経費や控除のことなど、あまり考えておらず、源泉徴収票も捨ててしまうくらいでした。

 上記のような取り組みをするなかで、税金など世の中の仕組みに触れることになります。

 今ではインターネットやYoutubeにも丁寧に説明してくれているところはあるため、情報収集と理論武装することが重要かと思います。

私も最初は「確定申告なんて難しそう」と思っていました。

しかし、一つずつ学んでいくうちに、お金や税金の仕組みを理解できるようになりました。

この経験が、これからコインパーキングオーナーになる方の参考になれば嬉しいです。

 

相続でコインパーキングを引き継いだら最初にやること7選|会社員オーナーの実体験

私は会社員として働きながら、相続をきっかけにコインパーキング事業を引き継ぎました。

突然オーナーになり、「何から始めればいいのか分からない」という状態でした。

開業届、インボイス、契約書、確定申告…。

ネットで調べても、自分と同じ立場の人の体験談はほとんど見つかりませんでした。

この記事では、私が実際に経験したことをもとに、相続後に最初に確認しておきたいことを紹介します。

①契約書を確認する

契約書は「本契約」と「覚書」に大きく分かれます。

「本契約」は、オーナーと運営会社が契約する際に交わされる書面。原契約ともいいます。

「覚書」は、相続によって賃貸人(オーナー)が変更になった場合や、賃料の改定など契約

 容を変更する際に交わされる書類です。

 それらには、賃貸借期間や賃料、送金方法、振込口座、特約事項などが記載されています。

 一括借り上げなどで設備を借りる場合、違約金の記載があったりもします。

②売上と賃料の仕組みを確認する

コインパーキングの契約方式にはいくつか種類があります。まずは、自分の契約がどの方式なのかを確認しましょう。

・固定賃料

・売上歩合

・一括借り上げ

③開業届は必要なのか

一般的には、個人事業として継続的に収入を得る場合は、開業届の提出を検討することになります。私は会計事務所に相談したうえで提出しました。

届け出先は税務署です。

自分はそれまで税務署に行くことがほとんどなかったため、会計事務所に代行してもらいました。費用は5,000円でした。

④インボイス登録は必要なのか

私の場合は登録が必要でした。

管理会社へ確認をお勧めします。

届け出先は国税庁です。

こちらも知識がなかったため、会計事務所に代行してもらいました。費用は2,500円でした。

当時はインボイスの知識はまるでなく、なにに必要なのか、自分が関わることはあるのかわかりませんでした。開業して丸3年経過しましたが、自分の契約方式である一括借り上げでは、インボイスが何か影響するというものはありませんでした。

⑤確定申告の準備

それまでは会社員のみの収入であったため、確定申告は住宅ローン控除くらいでしか関わることはありませんでした。

現在はインターネットで確定申告ができるようになりましたが、入力する内容や方法を理解していないと税金を多く払うことになる可能性があります。

例えば、税込経理と税抜経理のどちらを選ぶか、経費として計上できるものは何か、青色申告・白色申告の選択、帳簿の付け方など、最初は覚えることがたくさんありました。

⑥管理会社との付き合い方

一括借り上げ契約であれば、管理会社の方と関わることはほとんどありません。

年初、もしくは年末にカレンダーを持ってきていただいたりする程度です。

賃料交渉や賃貸借期間が更新される時期には面談する機会は増えるかと思います。

管理委託だと、機器のメンテナンスやトラブル対応などで関わる機会は増えるようです。

⑦オーナーになって感じたこと

私は会社員として働きながら、相続をきっかけにコインパーキングオーナーになりました。

最初は分からないことばかりでしたが、一つずつ調べ、専門家にも相談しながら進めてきました。

このサイトでは、教科書のような説明だけではなく、実際にオーナーとして経験したことや感じたことも発信していきます。

この記事が、これからコインパーキングを相続する方や、土地活用を検討している方の参考になれば幸いです。